想定外の論文発表と開業のタイミング|博士免状は5か月後に

私は、医学博士という、いわゆる学位を持っています。研究期間を5年以上かけて30年前に取得しました。現在のシステムと同じかどうかわかりませんが、私は大学院には行かずに、大学の医局で空いた時間や実験の時間をもらって動物で内耳の血流の研究を行いました。5年の間には、市中病院に赴任し、勤務をしながら週1回研究日をもらって大学に戻って研究をするという日々もありました。動物実験ですから基礎研究にあたります。大学医学部での研究は、リーダーである教授等が目指すテーマについて、同じ研究グループとなった医師・研究者が同じ研究テーマの種々の研究課題を分担して研究し、結果を論文にして、その論文が様々な医学雑誌に採択され、医学部教授会に発表して認められると医学博士という学位が与えられます。
私は、研究成果をまとめてデータを作成し英語論文にしてORLという医学雑誌に投稿し、採択されるところまで勤務医をしておりました。しかし、まさか医学部教授会で全教授の前で論文発表するタイミングがあさみ耳鼻咽喉科医院を開業した後にずれ込むことは想定していませんでした。
したがって、私は平成7年2月に開業しましたが、医学博士の免状の日付は平成7年7月となっています。